医療AI向けBOX型PC『WPC-789-PSI（第12世代-Alder Lake CPU版）』をリリース

～高速AI演算に最適なNVIDIA RTX 6000 Ada等のビデオカード搭載可～

台湾の産業用及び医療用コンピュータ業界でリードするWincommではこの度、医療AI向けのBOX型PC『WPC-789-PSI』をリリース致しました。
本製品ではIntel第12世代-Alder Lake CPUを搭載し豊富なI/OポートとPCI Express 4.0 拡張スロットも装備しておりますので、より高度なAI演算も可能とする『Nvidia RTX-6000 Ada等のビデオカード（GPU）』も搭載可能です。

高性能と高い拡張性
本製品ではIntel 600シリーズ・デスクトップ・チップセットのW680を採用しCPUは第12世代のCore-i5, i7, i9の何れかを選択可能です。メモリはDDR4-3200 MHzのスロットを4つ有しており、 最大で128GBまで拡張可能でECCメモリと非ECCメモリの両方をサポートしています。ストレージはM.2-SSD（M-Key PCIe Gen4） x 2スロットと2.5" SATA3 SSDスロットも1つ有しています。拡張 スロットとしてはPCI Express 4.0対応のPCIe x16, x8, x4に対応しておりますので、NVIDIA RTX 6000/4000/2000 Adaのビデオカードやキャプチャー・カード等も搭載可能です。操作性を高めるために7型のタッチパネル・ディスプレイもオプション追加可能な設計となっております。


図1. WPC-789-PSIの正面写真


豊富なI/Oポートを標準装備
本製品では外部映像出力として、HDMI x 1ポート、DisplayPort x 1ポート及びVGA x 1ポート を有しております。USBポートは正面側にUSB 3.2 Gen1 x 2ポートと後面側にUSB 3.2 Gen2 x 5 ポート及びUSB 3.2 Gen2 Type-C x 1ポートを有しております。
LANポートは2.5 Gbps対応が3ポートあり、オーディオ・ジャックはマイク入力、Line-IN及びLINE-OUTも有しております。


図2. WPC-789-PSIの後面写真


堅牢設計と取得規格
本製品の筐体は電気亜鉛メッキを施された鋼板『SECC』を利用しており、振動や衝撃に強い堅牢設計となっております。医用電気機器の国際規格『EN60601-1-2の第4.1版』やVCCI Class-B も取得しておりますので、医療機器への応用や手術室等でもご利用頂けます。
また、動作温度は0～40℃に対応しております。




本製品『WPC-789-PSI』は既に販売開始しておりますので、お気軽にお問い合わせください。 お問合せは「sales_support@wincomm.com.tw」または「sales@wincomm.jp」までお願い致します。製品情報はhttp://www.wincomm.com.tw/に記載されております。

Wincommについて
Wincommは台湾の産業用PC分野では、リーディング・メーカーの1社として、ご評価頂ける存在となって参りました。当社では、タッチパネル付きの液晶一体型PCを主力製品として、一部機種ではBOX型PCなども設計、製造しております。応用範囲は各種のFA用途向けから、産業機械やKIOSK端末などに加え、医療用コンピューティング分野などと幅広く、ハードウェアと合わせて各種のEmbeddedソフトウェアも提供可能ですので、様々な顧客ニーズにお応えできることを目標として日々努力している企業となります。