小型・軽量の外付け据置き型『10型ワイド・タッチパネルPC』をリリース
【2019/08/01新竹】
台湾の産業用及び医療用コンピュータ業界でリードするWincommではこの度、小型・軽量の外付け据置き型10型ワイド・タッチパネルPC『WLP-7B21-10』をリリースしました。本製品は、表面フル・フラットの投影型静電容量(PCAP)マルチ・タッチを搭載し、Intel Celeron N2930 CPUを内蔵したタッチパネルPCです。外付け据置きのため、生産ライン等の管理以外でも、既存の工作機械や計測機器へも簡単に追加でき、オフィスでの会議室・入退出管理や受付端末ならびにオーダー端末等としても応用可能です。
小型・軽量のため、限られたスペースにも容易に設置可能
限られたスペースで、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)として、各種の制御を行うためにはタッチパネル操作が可能なタッチパネルPCは非常に有益となります。本製品は、産業用グレードの部品を利用しておりますので、産業用途でも安心してご利用頂けますし、タッチパネル部はIP65の防塵・防滴仕様となっておりますので、濡れた手などでの操作も可能となります。また、Celeron 4-Core CPUを採用しておりますので、HMI用途としては十分な処理能力を発揮できます。
PoE(Power over Ethernet)機能で電源不要の設置も可能
WLP-7B21-10では、オプションでPoEをサポートしておりますので、PoE対応の機器からのLANケーブルを接続するだけで電源の確保と通信が可能となります。既存の施設や機器にHMIとして追加する場合、AC電源の確保が困難な場合がありますが、本機能により電源確保も不要となり、より容易な設置を可能とします。
病院やオフィス等でも利用可能なVCCI Class Bに適合
WLP-7B21-10は産業用製品ではありますが、VCCI Class Bを取得しておりますので、病院やオフィス、一般家庭でもご利用可能です。また、ファンレスで無音に加え、無線LANも搭載可能ですので、病院やオフィスだけでなく、インテリジェント・ビルの入退出や会議室の管理、または受付端末など、幅広い分野で応用可能です。
車載用のイグニッションパワーコントロール機能(カスタマイズ・オプション)
WLP-7B21-10では、車載用にイグニッション・パワーコントロール機能(カスタマイズ・オプション)も搭載可能です。本製品はバッテリーを内蔵しておりませんので、車載する場合は、車両のバッテリー消耗も抑えるために、コンピュータの電源ON/OFF管理が重要となります。イグニッション(IG)電源のON/OFFに合わせて、コンピュータの電源ON/OFFの遅延制御を可能とするカスタマイズ・オプションも用意しております。
WLP-7B21-10 |
Intel® Celeron N2930プロセッサ |
ü HMIタッチパネルPC: VCCI Class B適合 ü 低消費電力N2930プロセッサ ü 10型(1280 x 800): PCAPマルチ・タッチ ü 電源不要(PoE)-ドア掛け: DC 12~36V入力 ü 豊富なI/Oポート: LAN x 2, RS232/422/485 x 1, USB3.0 x 2, HDMI x 1, VGA x 1 ü デバイス接続の利便性: 背面下側にI/O配置 |
Wincommでは、マザーボードや筐体などの構造設計に至るまで全て自社で設計開発しており、BIOSやドライバーの修正なども携わることが可能ですので、お客様 の様々なご要望を満足し、安定的な供給をお約束できます。また、本製品は既に販売しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
お問合せは「sales_support@wincomm.com.tw」または「sales@wincomm.jp」までお願い致します。製品情報はhttps://www.wincommusa.com/に記載されております。
Wincommについて
Wincommは台湾の産業用PC分野では、リーディング・メーカーの1社として、ご評価頂ける存在となって参りました。当社では、タッチパネル付きの液晶一体型PCを主力製品として、一部機種ではBOX型PCなども設計、製造しております。応用範囲は各種のFA用途向けから、産業機械やKIOSK端末などに加え、医療用コンピューティング分野などと幅広く、ハードウェアと合わせて各種のEmbeddedソフトウェアも提供可能ですので、様々な顧客ニーズにお応えできることを目標として日々努力している企業となります。