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台湾の産業用及び医療用コンピュータ業界でリードするWincommではこの度、BOX型PCと液晶モジュールの組み合わせる方式による産業用ファンレス・タッチパネルPC『WLPM-900シリーズ』をリリース致しました。本シリーズでは、BOX型PCモジュールと15型,17型,19型,21.5型及び23.8型のタッチパネル付き液晶モジュールを組み合わせることができる構造としておりますので、用途に合わせて容易にタッチパネル付き液晶モジュールを交換することが可能となります。タッチパネル付き液晶モジュールのフロント・ベゼルは従来通りIP66対応の防塵・防水となっております。BOX型PCモジュールでは、Intel® 第9世代Core-i5（Coffee Lake-S）のCPUを搭載しており、更にi-Controlのスマート制御による放熱効率の向上と最適性能を実現しております。
高性能で拡張性の高いBOX型PCモジュールで長期供給も可能
BOX型PCモジュールとタッチパネル付き液晶モジュールの組み合わせによる構造のため、メンテナンスも容易になりますが、同時に放熱効率を高めることができるため、ファンレスでありながらPCモジュール側では、『PCI Express x16スロット』を内蔵させることが可能なことで、各種の通信カードやキャプチャー・カードなどを幅広くご利用可能となります。更に外部から容易に抜き差しが可能な『ドッキング・ドアー方式による2.5"の2nd HDD (SSD)』も搭載可能な構造となっております。WLPM-900シリーズのCPUはCore-i5-9500TEを採用しており、6-Coreで動作周波数は2.2GHz～3.6GHz(PassMark: 9212)となります。メインメモリはDDR4を採用し、最大32GBまで拡張可能で、OS格納用のストレージは標準がHDDですが、高速起動可能なM.2 SSDへの変更も可能です。
IP66のフロント・ベゼル採用とスマート制御による放熱効率の向上
上述の通り、BOX型PCモジュールとタッチパネル付き液晶モジュールが分離される構造となっていることで、PCモジュールからの熱の影響を受け難い状態ですが、更に放熱効率を高めるためにタッチパネル付き液晶モジュール側には小さな通気孔を設け、PCモジュール側には筐体の背面全体にヒートシンク（放熱フィン）を取り付けております。それゆえ、高性能でファンレスにも拘わらず、動作温度は0～50℃を実現しました。タッチパネル部のフロント・ベゼルは従来通りIP66対応の防塵・防水（ベゼルの裏側には漏水防止のゴムパッキンあり）となっておりますので、KIOSK筐体、工作機械、制御盤などに組み込むことで全体を防塵・防水とすることが可能となり、このような用途でのご利用が可能です。
充実したI/Oポートと豊富なオプション、カスタマイズ対応
WLPM-900シリーズでは、標準I/Oポートとして、USB3.1 x 4ポート、シリアル x 3ポート、LAN x 2ポート、Display Port x 3ポート（外部に3台のモニターを接続可能なためデジタルサイネージ用の外部映像表示も可能）ならびにオーディオLine-Outとマイク入力を有しております。オプションとして、『ドッキング・ドアー方式による2.5"の2nd HDD (SSD)』の搭載も可能なため、RAID 0,1も実現でき、『PCI Express x16スロット』の追加で各種の通信カードなども搭載可能となります。また、カスタマイズ対応として、オープン・フレーム筐体やシャーシ・タイプの筐体への変更も比較的容易に可能となっておりますし、USB2.0のサポートも可能です。
Wincommでは、マザーボードや筐体などの構造設計に至るまで全て自社で設計開発しており、BIOSやドライバーの修正なども携わることが可能ですので、お客様の様々なご要望を満足し、安定的な供給をお約束できます。また、本製品『WLPM-900シリーズ』は既に販売開始しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Wincommについて
Wincommは台湾の産業用PC分野では、リーディング・メーカーの1社として、ご評価頂ける存在となって参りました。当社では、タッチパネル付きの液晶一体型PCを主力製品として、一部機種ではBOX型PCなども設計、製造しております。応用範囲は各種のFA用途向けから、産業機械やKIOSK端末などに加え、医療用コンピューティング分野などと幅広く、ハードウェアと合わせて各種のEmbeddedソフトウェアも提供可能ですので、様々な顧客ニーズにお応えできることを目標として日々努力している企業となります！
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