2021-02-23

 
 
高性能ビデオカード『GeForce RXT2060』搭載の医療用24インチ
最新モデルの液晶一体型タッチパネルPC『WMP-24K』をリリース
            
      

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図1. Wincommの医療用AI向けパネルPC『WMP-19K/24Kシリーズ』

  

台湾の産業用及び医療用コンピュータ業界でリードするWincommではこの度、医用電気機器の国際規格を取得したタッチパネル・コンピュータ製品シリーズにて、Intel® 第9世代Core-i5/i7/i9(Coffee Lake)搭載の24型フルHD版パネルPC『WMP-24K』をリリースしました。医療機器業界では今後益々、高速での分析・診断が求められる時代になっていくことと考えますが、そのような潮流に対応していくためには、『人工知能(AI: Artificial Intelligence)』の活用は不可欠となります。 WMP-24Kは、Intel® 第9世代Core-i CPUを搭載したモデルとなりますが、CPU能力を補うために、『NVIDIA GeForce RXT2060(GPU)』のMXMモジュールのグラフィック・カードも搭載可能な設計としております。更に『Intel® Movidius™ vision AI カード(VPU)』も搭載可能な設計となっておりますので、画像処理や高速演算をCPUとGPUまたはVPUで分散処理が可能なり、より高度なAI活用が可能となります。
医療分野では、X線、MRI、CTや内視鏡などの映像をコンピュータの取り込み、AI活用によるディープラーニング推論などでの分析・診断も益々需要が増えてくるものと考えますので、医療用コンピュータの応用範囲も広がるものと考えます。

  
3D画像処理も考慮した最新テクノロジーを多数搭載
WMP-24Kでは、更に高性能のIntel® 第9世代Core-i CPUを搭載しておりますが、『NVIDIA GeForce RTX2060』のMXMモジュールのグラフィック・カードの搭載で3D画像処理も更にスムースになりますし、OpenVINO ™ をサポートした『Intel® Movidius™ vision AI カード』と組み合わせることで高度な分散処理が可能となります。更にOSの高速起動を可能とする『NVMe SSD』を標準搭載し、USB 3.1 gen IIを4ポート装備しております。プラスチック筐体は、MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対する抑制力95%以上を実現している樹脂(『PC + ABS混入』の特殊材質)を採用しており、起動状態でタッチパネル機能を一時停止可能な『Clean Me』ボタンも標準装備しておりますので、定期的な画面消毒も容易に対応可能な設計となっております。
  
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図2: WMP-24K 『GeForce RTX2060 MXMモジュール』と『Intel® Movidius™ vision AIカード』
  
医療規格EN/UL 60601-1最新第4版とMDR (欧州医療機器規則)を取得
Wincomm医療用のコンピュータ・シリーズでは、医用電気機器の国際規格『60601-1 Safety 第3.1版 / EMC 第4版認証』を取得しております。更にIEC-62133(医療機器に使用されるリチウム二次電池の規格)やFCC / CE / VCCI Class Bも取得しております。また、Energy star 6.1に準拠しておりますので、省エネも意識した最適パフォーマンスも実現可能な設計となっております。WMP-24Kでは更に、最新のMDRも取得しておりますが、欧州では2020年5月26日から最新版が施行されることとなっております。
  
豊富なI/Oポートと各種のオプション
WMP-24Kでは、LAN x 2, COM x 2, USB 3.1 gen II x 4及び外部映像出力可能なDisplayPort x 2を標準装備しております。OSの高速起動可能なM.2 SSDを標準採用しておりますが、SATA HDDのオプション搭載も可能です。24型の従来モデルと同様に暗い場所でも資料を参照可能な『LEDライト・バー』も標準装備しております。更に、『GeForce RXT2060 MXMモジュール』と『Intel® Movidius™ vision AIカード』以外のオプションとして、500万画素のWebカメラ、TPM2.0モジュール、無線LAN + Bluetoothモジュールなどの搭載も可能となっておりますので、様々なご利用環境で対応できる設計となっております。
医療機器では、心電図、細動除去器やMRIなど、高電圧の機器が多数ありますが、そのような機器と本製品を接続する場合、双方での影響を避けるために絶縁分離することが望ましいケースがあります。そのような目的で、『4kV絶縁のI/Oポート・オプションカード』(USB x 1, LAN x 1, COM x 2)も用意しております。
    
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Wincommでは、マザーボードや筐体などの構造設計に至るまで全て自社で設計開発しており、BIOSやドライバーの修正なども携わることが可能ですので、お客様の様々なご要望を満足し、安定的な供給をお約束できます。
また、本製品『WMP-24K』は既に販売開始しておりますので、お気軽にお問い合わせください。(バッテリー内蔵に関しましては、個別ご相談のオプションとなります。)

お問合せは「sales_support@wincomm.com.tw」または「sales@wincomm.jp」までお願い致します。製品情報はhttps://www.wincommusa.com/に記載されております。

  

Wincommについて

Wincommは台湾の産業用PC分野では、リーディング・メーカーの1社として、ご評価頂ける存在となって参りました。当社では、タッチパネル付きの液晶一体型PCを主力製品として、一部機種ではBOX型PCなども設計、製造しております。応用範囲は各種のFA用途向けから、産業機械やKIOSK端末などに加え、医療用コンピューティング分野などと幅広く、ハードウェアと合わせて各種のEmbeddedソフトウェアも提供可能ですので、様々な顧客ニーズにお応えできることを目標として日々努力している企業となります!

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