WincommはElkhart LakeフルIPパネルPC WTP-8J66シリーズを発表しました。
主要な医療および産業用コンピューターのプロバイダーであるWincommは、インテルElkhart Lake CPUを搭載した完全IPステンレススチールパネルPC WTP-8J66シリーズを発表しました。サイズは15インチ、19インチ、21.5インチと幅広く、厳しい工場のIIoTソリューションでの使用を拡大します。食品加工、医薬品、化学工場の自動化制御では、このWTP-8J66シリーズはWindows 11をサポートしており、低コストで高性能かつ低消費電力でのデータ処理計算を実現します。
安定したコンピューティングが高品質なデータ通信を実現します。
産業用インターネット・オブ・シングス(IIoT)がほぼすべてに組み込まれる中、製造業者は工場のデバイスをより柔軟で耐久性があり、使いやすくする方法に焦点を合わせています。また、頑丈でメンテナンスコストを最小限に抑えるデバイスを探すことは、常に管理者の関心事です。WTP-8J66シリーズは、Intel® Celeron® J6412 2.0GHz(コードネーム:Elkhart Lake(EHL)、Passmark:3929、J3455と比較して+43%)および最大32GBのDDR4 RAMを搭載しています。また、製薬、食品加工、飲料、化学工場の自動化アプリケーションに適した0℃から45℃までの広い動作温度を提供しています。
図1. IP66/IP69K完全防塵防水筐体・フラットタイプの無線LANアンテナ搭載・SUS304/SUS316ステンレス
IP66/69Kフルシールドエンクロージャーによる最高の保護ソリューション
WTP-8J66シリーズは、IP66/IP69Kの防水/防塵性を徹底的かつ厳格にテストし、防錆エンクロージャーで完全にシールされています。オプションのワイヤレスソリューションは、重いカバー付きのPCBタイプのアンテナが設計されています。IK08の防破壊要件を満たすためのカスタマイズされたデザインもサポートしています。上記すべての要素により、WTP-8J66シリーズは真のフラットで環境に優しい、簡単に清掃できる筐体でありながら、腐食や液体に対して100%の耐性を保証しています。
カスタマイズによりCOMポートと電源ポートを利用可能に
エンドユーザーは、バーコードスキャナーなどのCOMインターフェースデバイスを使用できます。このようなデバイスは、PCからのCOMとDC電源を単一のケーブルで必要とします。COMケーブルの動作原理は、シリアル接続がCOMケーブルのインタフェースで全てのピンを使用しないというものです。そのため、WincommはCOMポートに5Vまたは12Vの電源を備えたマザーボードをカスタマイズしています。
柔軟なオプションとカスタマイズ能力
WTP-8J66シリーズには、さまざまなI.O.ポート、最大4つのUSB2.0、COM x 2、LAN x 1(2.5ギガビット)、オプションの外部LAN x 2(1つのCOMポートを占有)が装備されています。IIoTのトレンドに向けて、Wincommはより多くのワークプレイスアプリケーションをサポートするためのオプションのアドオンパーツを提供しています。これには、カスタマイズされた5Gモジュール、RAID 0、1用の第2HDD、フロアスタンドソリューションキット、フェニックスタイプのDC入力コネクタ、耐衝撃性レベルIK08の日光に読み取れる光学結合、防水ケーブルグランド、スピーカーなどが含まれます。
Wincommでは、マザーボードや筐体などの構造設計に至るまで全て自社で設計開発しており、BIOSやドライバーの修正なども携わることが可能ですので、お客様の様々なご要望を満足し、安定的な供給をお約束できます。 また、本製品『WMP-24M(PIS)』は既に販売開始しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
お問合せは「sales_support@wincomm.com.tw」または「sales@wincomm.jp」までお願い致します。製品情報は www.wincomm.com.twに記載されております。
Wincommについて
Wincommは台湾を代表する工業用コンピューターおよび組み込みコンピューター製品メーカーの1つです。Wincommは、オールインワンパネルPC、大型のオールインワンデジタルサイネージシステム、頑丈なボックスPC、および組み込みソフトウェア製品を、幅広い産業やアプリケーション向けに設計および開発しています。Wincommは、工業用オートメーション/人間機械インターフェース制御、デジタルサイネージ/情報エンターテイメントキオスク、医療コンピューティングなど、さまざまな環境にハードウェアとソフトウェアの統合ソリューションを提供することを目指しています。
|